失われつつある日本の美:柳宗悦が提唱した「民芸」の世界と、暮らしを豊かにする手仕事の道具
2025-05-12

読売新聞オンライン
日本の伝統と美意識を再発見!柳宗悦と「民芸」の世界 陶器、竹細工、漆、織物…。「民芸」という言葉をご存知でしょうか?これは、思想家の柳宗悦(やなぎ むねよし、1889~1961年)が、大正から昭和にかけて提唱した概念です。彼は、都市で高度な技術を追求する一方で、日本の地方で暮らす無名の職人たちが、その土地の素材を使い、日々の暮らしの中で生み出す道具にこそ、真の美しさがあると考えたのです。 「民芸」とは何か?日常に息づく美の価値 柳宗悦は、単なる工芸品ではなく、人々の生活に密着し、生活を豊かに ...もっと読む