マンハッタンのアッパーイーストサイドでレジオネラ菌を検出、計31棟のビルが陽性判定
2026-07-11
ニューヨーク市保健局は、マンハッタンのアッパーイーストサイドにある計31棟の建物からレジオネラ菌が検出されたと発表しました。住民への注意喚起が呼びかけられています。
レジオネラ菌検出の現状
ニューヨーク市の保健当局が金曜日に公表した報告によると、マンハッタンのアッパーイーストサイドエリアに位置する複数の建物において、レジオネラ菌の陽性反応が確認されました。対象となった物件は合計で31棟にのぼります。
レジオネラ菌は、冷却塔や加湿器、シャワー、公共のプールなどの水系設備を通じて感染する可能性がある細菌です。汚染された水に含まれる微細な飛沫(エアロゾル)を吸い込むことで、レジオネラ症を引き起こすリスクがあります。
当局による対応と住民への推奨事項
市保健局は、陽性が確認された建物に対して速やかな調査と対策を求めています。当局は、感染拡大を防ぐために以下の措置を講じるよう指導しています。
- 該当する建物の水管理システムの徹底的な点検
- 適切な消毒措置による細菌の除去
- 冷却塔(クーリングタワー)の適切なメンテナンス
現時点で、この検出に関連した具体的な感染者数や、重症化の事例についての詳細は公表されていませんが、当局は引き続き周辺地域の監視を継続しています。
レジオネラ症の基礎知識
レジオネラ症は、高齢者や喫煙者、慢性的な肺疾患を持つ人々などの免疫力が低下しているグループにおいて、特に深刻な肺炎を引き起こす可能性があります。主な症状には、高熱、咳、筋肉痛、呼吸困難などが含まれます。
公共施設や集合住宅の管理者は、水質管理基準を遵守し、定期的な洗浄と消毒を行う法的義務があります。今回の事案を受け、当局は周辺エリアの建物オーナーに対し、設備の管理体制を再確認するよう強く促しています。

