米国で消化器寄生虫「サイクロスポラ」感染者が800人超、CDCが調査を開始
2026-07-10
米国疾病予防管理センター(CDC)は、消化器寄生虫であるサイクロスポラによる感染症が全米で拡大しており、確認された患者数が800人を超えたと発表しました。州および地域の保健当局と連携し、感染源の特定を急いでいます。
感染拡大の現状と調査体制
CDCの報告によると、サイクロスポラに感染した症例が複数の地域でクラスター(集団感染)を形成していることが判明しました。当局は現在、患者の食事歴や移動歴を詳細に分析し、共通の汚染源が存在するかどうかを調査しています。
現在までに確認されている感染者は800名以上に達しており、特定の地域に限定されない広範囲な影響が懸念されています。CDCは、各州の保健当局に対して、症例の報告体制の強化と迅速な調査協力を要請しています。
サイクロスポラ感染症の特徴と症状
サイクロスポラは、汚染された水や食品を介して人間に感染する微小な寄生虫です。主な症状として、以下のような消化器系のトラブルが挙げられます。
- 激しい水様性下痢
- 腹痛および吐き気
- 倦怠感や食欲不振
- 体重減少
症状は摂取から数日から数週間後に現れることがあり、診断には糞便検査が必要となります。重症化した場合や、免疫力が低下している患者については、適切な医療措置を受けることが推奨されています。
感染予防に向けた注意喚起
現時点では具体的な食品名などの汚染源は特定されていませんが、当局は衛生管理の徹底を呼びかけています。特に、生野菜や果物の洗浄、安全な飲料水の確保が重要となります。
CDCは、新たな情報が判明次第、速やかに公表する方針です。感染が疑われる症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診し、地域の保健当局の指示に従うよう求めています。

